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脱腸(鼠径ヘルニア)-症状など

ヘルニアという病名で連想しやすいのは腰椎が飛び出す「椎間板ヘルニア」ではないかと思います。しかし、ヘルニアは腰だけに起きるものではありません。いわゆる「脱腸」もまたヘルニアの一種なのです。脱腸こと鼠径ヘルニアとはどのような症状を持った病気なのか、どのような治療法があるのかなどを紹介していきます。

鼠径ヘルニアとは

ヘルニアは、ラテン語で「はみ出した、飛び出した」という意味を持っています。つまり、ヘルニアとは「身体の一部が在るべき場所からはみ出ている状態」が原因となっている病気のことなのです。脱腸もヘルニアの一種で、正式には「鼠径ヘルニア」と呼ばれます。「鼠径」とは太ももの付け根のことを指す言葉です。

症状

脱腸は、腸の一部が内臓を保護する筋膜の隙間からはみ出して起こる腸の病気の一つです。脱腸を起こすと、「飛び出た腸が瘤のように膨れ上がる」という判りやすい症状が出ます。脱腸を含むヘルニアの主な症状として、「痛みや違和感を伴う」があります。この痛みは進行すると日常生活に支障をきたすほどに強まってきます。鼠径ヘルニアの場合、病状が進行すると「嵌頓(かんとん)」という、はみ出た腸が筋肉で締め付けられて元の位置に戻れなくなる症状を起こします。嵌頓した腸は腸閉塞を起こし、組織が腐ってしまうことがあり命に関わることがあります。

種類

一口に「脱腸」といっても、発症する場所によって発症しやすい年齢や性別が変わってきます。

内鼠径ヘルニア

内鼠径ヘルニアは、中年以降の男性に多く見られる脱腸です。歳を追うごとに筋力の低下が始まり、内臓を支え保護する筋膜に弛みや裂け目が出来てくるのが主な原因です。重い荷物を持ち上げるなどの行為でお腹に圧力がかかることで、腸が筋膜の隙間から飛び出て発症するケースが多く見られます。

外鼠径ヘルニア

外鼠径ヘルニアは、子供から成人に起こりやすい脱腸です。子供に起こる脱腸のほとんどはこれです。原因としては、母親の胎内で身体が作られている時に存在している「腹膜鞘状突起」という突起が、出産後も残ってしまうことによって起こるといわれています。一歳以下の乳児の外鼠径ヘルニアは、稀に自然治癒することがあります。

太腿ヘルニア

太腿ヘルニアは大腿輪という足の神経や血管が通る穴から腸がはみ出る、出産を経験した50代の女性に多く見られる脱腸です。原因としては、女性特有の骨盤の大きさや妊娠・出産による大腿輪の拡大などがあります。

鼠径ヘルニアの治療法

鼠径ヘルニアは、基本的に自然治癒することは無い病気です。また、身体の構造に関係する病気なので投薬などで治療することは出来ないので、外科治療が大前提になります。

治療方針

脱腸は「腸が筋膜の隙間からはみ出ている」のが特徴なので、腸を元の位置に戻して隙間を閉じるのが治療方針となります。鼠径ヘルニアでは、腸のはみ出た隙間を直接縫合する「バッシーニ法」と、人体に無害な素材で隙間をふさぐ「メッシュ&プラグ法」「クーゲル法」などがあります。バッシーニ法は、隙間をふさぐために筋膜を引っ張って縫合するので引きつれ感を伴うこと、また再発率が高いことなどのデメリットがあるため現在ではあまり行われていません。

手術法

現在主流となっているメッシュ&プラグ法やクーゲル法では、プラスチックの一種であるポリプロピレンを補強材として使用します。メッシュ&プラグ法は、筋膜の隙間に傘のような形のプラグを挿入し、その上からメッシュで筋膜の隙間をふさぎます。クーゲル法は、腸と筋膜の間に形状記憶パッチを入れて補強します。これらの手術法は、患者への負担も少なく日帰りで手術することも出来るため、主流となりつつあります。

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